Amuse Fes in MAKUHARI 2017 - rediscover - の感想を軽く書く
先週はVSチャットモンチーの時間を過ごしていた頃なのにもう1週間経ってしまったということに震えが止まらない今日この頃。今回はお祭り3日間の最後、アミューズフェスについて書いていきたいのですが8月にWOWOWで放送されるらしいので軽めにしたいと思います。
詳細ナタリー→
Perfume×さくら学院、ポルノが歌う福笑いも!コラボ連発のAmuse Fes大団円 -
客層の違い
わたしはぱふゅふぇす2日分のお土産を体中に抱えたまま会場に辿り着くと、何やら昨日までと雰囲気が違うことに気がつきました。これまでのワンマンライブでは皆顔は知らずとも、どこか同士のような空気があり、ぼっちでもなんとか過ごせていました。大型フェスではリア充が多いとは言え無類の音楽好きが沢山いるという空間は意外と心地よく。しかしアミューズフェスは何かが違うのです。
妙に色気づいた女性が多い…。
めまいがしました。わたしはこれまで、エロゲの発売日イベントや声優イベントに参加することが多い人生でして、それはもう当然のようにお客は男性のみなのです。しかも鬼BAD Smell。ただそれには段々慣れてきて最終的には何も思わなくなりましたけれど、今回見渡す限り女性ばかりの光景に動揺。見てみればPerfumeさんのファンでは無さそう…。その空気もわたしを焦らせました。ひょっとしてここも渋谷なのか…?そう思うほどでした。
この日の整理番号はBの200番台。やたら良番だったので入場開始30分前から待機列に並びました。はぁ、しかし怖い。もう既に浮足立った女性グループが隣に来た。端っこに逃げるわたし。話しが盛り上がってるのかどんどんこちらへ距離を詰めてきて揚げ句には足を蹴られるわたし。ごめんなさいっ!生きててすみません!キモオタですみませんっ!ああもう早く入場開始してくれ……!そう思いながら居心地が悪くなったわたしはカナル型イヤホンを耳穴にぶち込み超爆音で「だいじょばない」を再生。いやいや全然だいじょばないけど必死で心を落ち着けようと試みて、CEツアーTをお召しのぼっちおっさんを見つけては勝手に癒される始末。おっさんごめんありがとう好き。
そんなことをしながら入場開始すると、どうやらメインステージと出島、好きな方に待機できそう。タイムテーブルによるとPerfumeさんは出島でパフォーマンスする予定となっておりましたので出島へ向かうとステージ正面がまだ空いているではありませんか。柵前は既に先客がいらっしゃいましたのでその真後ろ、2列目にポジショニング。そこからステージを見てみると、これはヤバい。
わたしの視界を遮るものは、何もない。
Perfume
Amuse Fesの幹事にして大トリのPerfumeさんのターン。スクリーンにPerfumeさんのアーティスト写真が映し出されると大歓声があがり会場は暗転。君たちWEAVERのファンじゃなかったかい?という子達もPerfumeが現れる予感に興奮しているご様子。そうしてしばらくの静寂の後、来たッッ。あの唸るサウンド!その音に合わせるように蠢く照明!ぱふゅふぇすのオープニングと一緒だ、やった!モニターには映してくれなかったから昨日までの2日間ほんとは何も見えてなかったんだ、それが今、目の前で、照明の眩しさに目を細めることができるくらい、わたしの目の前で光の柱が踊ってる!
ドキドキする…ワクワクするっ…。これまでの時間の、バンドと客の和気あいあいとしたやり取りとは一変してステージと客フロアは完全に分断された空気。荘厳さ、神々しさが一気に押し寄せてきてさっきまで声をあげていた人たちはすっかり静かになりその照明に釘付けになってる。こんなに凄いものを魅せられたら、瞬きすらできませんから。
そうしてカウントダウンが終わると上下全ての照明が1点に集まる。そしてその1点から、まるで光の奥から現れるようにしてリフターで上がってくる3人。その3人の振りに合わせて動く従順な照明。ダメだ、カッコよすぎるよ、Perfume。思わず涙とため息が出ました。
1曲目は「TOKYO GIRL」。これは大変だ。こんな近さでは3人ともしっかり見えてしまう。1人ひとりの動きも満遍なく見れてしまう。自分で好きなカット割りで見れてしまう。とんでもないポジションをとれてしまったと実感しました。モニターを通して見るのとではもう全然世界が違う。立体感と奥行きがあって、実在感も物凄い。パンストを履いてることすら分かってしまう。その艶っぽさと滲み出る色気にもやられてしまいそう。そして何度も何度も確認しているけれどやっぱり同じ人間で今ここに生きて存在してるんだと分かる。なんて有り難い時を過ごさせてもらっているんだと。その奇跡に鳥肌が立つ。
しかも最もドキっとしたのはお衣装の蓄光ライン。これまで蓄光材を用いた衣装はいくつかありましたが今回のそれは非常に繊細な線に施されていました。ぱふゅふぇす1日目のお衣装をお召しでしたが、モニターではもちろんわかりませんでしたしお写真でもわからない。わたしが今居るこの位置で、「TOKYO GIRL」を見ないとわからない。ヤバイこだわりを入れてるなと思いました。
しかもそれが映えるのはアウトロのみ。アウトロの、パーカッションがパーンッ!と鳴るところで照明が一瞬、カッ!とメンバーに当たる。次の瞬間、照明は落とされ、そこで初めて蓄光ラインに気がつきました。なんて贅沢で上品で綺麗なんだ。なんて蛍光色が似合う方々なんだ。この瞬間、わたしの中で3人が仮面ライダー555のスーツのカッコよさを越えた気がしました。
あとはもう、さ学とスペンディングに驚かされたり、ワンコで一体感を得たり、FLASHで跳び、チョコで踊っていたらあ~ちゃんに笑顔で見られていた気がしたり。たった30分でしたが物凄い集中力を使って、跳びながら踊りながらも穴が開くほど3人を見つめていた超マルチタスクな時間となりました。ああ、ヨダレが出るほど幸せだった……。
最後に余談ですが、フェス全体としては、転換時の隙間時間がほぼないのでストレスもありませんでしたし圧縮はゼロ。フェス初心者にはもってこいのイベントだと思いました。ただスタンディングエリアの場合最低でも5時間立ちっぱなしになるので、強靭なボデーが必要ですね。
以上、Perfume FES!! 2017 3DAYSでした。ありがとうございました。