きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

STAR TRAIN新参、2013年Perfume ROCKIN'ON JAPANを手に入れる

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2013年11月号Perfumeさん表紙のJAPANを手に入れることができたので早速読んだところ、今まで持っていた自分のPerfumeさんに対する印象の変化がやや凄かったでした。

 

まずかしゆかの2万字で面白かったのは、いくらでも美化できるPerfumeのシンデレラストーリーについてかしゆかはそこまでそうは思わない、美化・誇張しない、嘘が吐けない、事実しか報告できないという話でした。そんなかしゆかの感覚は背筋が凍るようで、でも少し分かる気がしました。

 

STAR TRAINで知りたての頃はクールな面はあってももっとクールなのはのっちさん、という印象だったので、かしゆか2万字で教えてくれた自身の冷静さの度合いはわたしが思ってたよりももっとずっと冷静だったのでちょっと驚いています。当たり前だけれど2004年頃のかしゆかとはまるで違う。負けず嫌いだけは変わっていないと感じますが(笑) 一体2013年に至るまで何があったのか、途轍もなく気になる内容でした。

 

のっちさんの2万字でも驚くことがありました。のっちさんにはとても美しい女性でありながら男性のような逞しさを感じる部分やそのどちらでもない中性的な魅力を感じていたのですが、これは子供の頃からそうだったのかと思っていたらPerfumeという環境で過ごすに連れて押されたスイッチが今ののっちさんになっているんだということ。普通に考えれば誰だって自分を形成するのに時間を要するし社会に入ってからの役割立ち位置に悩んで葛藤もするのに特別に考えてしまうのは、わたしがまだ3人を夢の住人だと思ってるからだと思います。

 

それからあ~ちゃんとかしゆかのことが大好きというのはそのたったひと言の“大好き”では収まらないくらい、のっちさんの人生の幸せ成分内訳の大部分に組み込まれていることも。おばあちゃんになっても、それまでの過程も全部楽しみだと思えるその感覚がどれほど楽しみなのかは15年の時間が証明している気がして、のっちさんのそのワクワクがこちらにズキュゥゥウウン!!!と伝染してくるようでした。その特等席はのっちさんだけのものだけれどなんと言うか羨ましい。のっちさんにはもう【クール】という印象は無く【Perfumeとあ~ちゃんとかしゆかを最も愛するのっち】にすっかり変わってしまいました。

 

あ~ちゃんの2万字は面白いとか驚くというよりも、ロックな人だ、という印象でした。夢の力を誰よりも信じていて、夢を見ることを大事にしていて、そのスケールの大きさと引力、現状を打破する、挑戦する気持ちを忘れない、という強い気持ちに魂が持っていかれるようです。それからこのインタビューで、やっぱりPerfumeはあ~ちゃんが作ってるのかなと感じるようになりました。これを確信するのはどの時期なのでしょうか。とても気になります。あと、浅いことやっちゃいけないな、なんてちょっとお尻を叩かれるような気分になってます。わたしは薄っぺらいカッスカスの人間なので、あ~ちゃんの言葉はキツめのスパイスのようで効き目が強いです。

 

3人のことは夢の住人だと思っている部分もありますが、3人のおしゃべりやインタビューでの言葉を知れば知るほど実在感が増して、3人の存在はより現実味を帯びていくようでもあります。普通の女性であることをあえて明け透けにしているような、そんな印象もあったりするので。

 

Perfumeを知り始めたばかりの人間なのでこんなことで分かるか、という話になる訳ですが3人の異質性は充分感じました。それなのにどうして15年一緒にやってこれたのか。もう気になっちゃって気になっちゃって仕方ありません。成長物語、見せて下さっているのだから見ない理由がない。わたしものっちさんと同じく副音声とかメイキングが大好きな人間なので…!