きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

こんなにも言葉が見つからなかったことは初めてでした

 

どうも。

 

2020年2月25日と26日、東京ドームに行きました。

 

26日にわたしが感じたことは書いて残しておいたほうがいいんじゃないかとふと思い始めたので。PerfumeのことといえばPerfumeのことだし、PerfumeのことじゃないといえばPerfumeのことじゃない漠然としたエントリーです。

 

2月26日 12:42

 

25日の夜は秋葉原のファーストキャビンに泊まり翌朝、Perfume大好き仲間の方々がこの日のために関西圏からいらっしゃるということでアキバの雁川付近で待ち合わせ。前日に手に入れたPerfumeアンブレラを見せ合いきゃいのきゃいのしてました。

 

5人でのんびり中華料理を食い散らかして、これまでに参加したP Cubedツアーのあんなことやこんなことを語り合いつつ昨日の東京ドームでは始まる前の客席の熱量だとか、空席が目立つだろうと思われてたものが実はそんなでもなくて、皆がそれぞれできる対策をしてワクワクしながら客席を埋めてたとかいろいろ(わたしはその光景見て影アナ入る前からうるうるしてました)。

 

 

13:50

 

それから場所をカフェに移してさっきの続き。

 

幕が上がったとき、客席ほぼ満席の光景を目にしたのっちがニヤリとしてたあの表情が忘れられないということを力説するわたし。あの数字のオブジェは本当は26日の今日だけのために用意していたんじゃないかという考察を聞いて納得するわたし。

 

 

14:10

 

私「入場まであと2時間くらいか~」

「急に中止になったりしないよね…」

私「今日の今日は……ないでしょ~~」

 

 

14:31

 

「え!LDH…中止だって…今日の今日だよ…!」

私「LDH?」

「京セラ、今日ツアー最終日だって、エグザイルの」

私「うそ!!?」

「こっちも中止になるんかな、どうしよう」

私「いや、そんな、まさか」

「中止…中止になったら…………………なに歌う!?」

私「ちょwww  んーーーーwonder2かなぁやっぱ」

「「ら~ら~、ら~ら~」」

 

 

仲間は関西からこの1日のために遠征して来てるんだ。頭の中で、もしかしたらPerfumeも中止になるかもしれない、そう予想して少しの覚悟をしたところでこのことを口にするわけにもいかないし。

 

14:42

 

「荷物置いてから会場行きます」

私「はい、じゃあ会場で」

 

 

14:50

 

残った仲間3人で秋葉原から水道橋に移動するために駅の改札を通り、総武線のホームに向かう途中でふと、ツイッターをチェックすると何人かのフォロイーがPerfume公式の記事をシェアツイートしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待って!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前を歩く2人の仲間に声をかける。

足が止まる。

 

見出しのPerfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」東京ドーム(東京)公演 ご来場予定の皆様へ開催中止に関するお知らせ という文字はちゃんと頭の中に入ってきている。すぐ理解もできる。だけどフェイクじゃないよな、とか、なんか、よくわからないけど全文を読むまでは受け入れられないというか、なんというか、とにかく、URLを踏んだ。

 

目の端っこには駆け寄ってきた2人が一緒にわたしのiPhoneを覗き込んでるのがわかった。

 

Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」東京ドーム(東京)公演 ご来場予定の皆様へ開催中止に関するお知らせ

平素よりPerfumeを応援していただき、誠にありがとうございます。

本日午後に新型コロナウイルス感染症対策本部にて政府に要請された方針に従い、直前で大変申し訳ございませんが、本日2/26(水)東京ドームにて開催を予定しておりました「Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」東京ドーム(東京)公演を中止とさせていただくことを決定いたしました。

本公演を楽しみにお待ちいただいておりました多くの皆様には、ご迷惑をお掛けすることとなりますが、感染の拡大を収束するべく、このような判断とさせていただきましたので、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

払い戻しに関しましては改めてこちらのサイトにてお知らせいたします。

また、公演中止に伴い、会場でのグッズ販売は16:00にて終了させていただきます。

公演間近のご案内となりましたことをお詫び申し上げますとともに、ご理解賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

 

 

 

私「中止……だって……」

「……」

「とりあえず…行こう」

 

 

 

14:55

 

2駅が過ぎる間、誰も言葉を発せずそれぞれのスマートフォンを見つめる。

 

『受け入れるしかない』

『えぇぇえええ!!』

『そんな!!!』

『とりあえず会場に向かう』

 

わたしのTLはもちろん動揺していた。

 

その反応を見ることでやはりこれは現実なんだと実感した。実感したけど、十分理解できたけど、でもこのまま家には帰れない、わかんないけど、なんか、会場外にみんな集まったら中止した意味が薄くなるけどでも、頭ではわかってても体がいうことをきかなくてさ、全然理性的じゃないの、わかってるのに。

 

 

15:08

 

東京ドームについた。泣いてる人がいる。みんなそれぞれ事情があるから。わたしの仲間の顔が浮かぶ。なんて言えばいいんだ。かわいそう、しょうがないよね、また次があるよ。そんなこと言えないわ。自分に置き換えて考える。いやいや言えないわ。次はないものと思って刹那的にPerfumeに触れているわたしがそんな思ってもないこと言えないわ。

 

若い人、年を重ねた人、子供を持つ人、恋人がいる人、ぼっちの人、本当に色んな人がいるけれど目を見ると泣いている。うるうるしている。

 

 

ううう。

 

うううううう。

 

ううううううううううううう。

 

 

わたしも涙がでてきた。

 

 

 

泣いてもしょうがないのに、悲しいというか、なんていうか、この感情に名前はつけられないのに、どうしようもないのに。

 

 

仲間が言っていた。

 

俺は他の日も行ってるからいいけど、今日しか来られない遠征組がさ…。

 

ほんとにそう。

 

その遠征組の顔を見ても、どうしよう、やっぱり気の利く言葉が何も浮かばない。なんて言ったらいいか。いつの間にか来ていた関西の仲間の顔を見たら泣いていた。わたしもまた泣くしかなかった。

 

でも明るくふるまう人の多いこと。誰もその場でPerfumeを責めるようなことをしないし、グッズ列はパンパンだし。他の日にツアーを見れた人も、1度も見られなかった人もほとんどの人が3人のことを想ってる。チームPerfumeを心配してる。

 

うわ。涙出てきた。あの時のこと思い出しながら書いてるけど、つらすぎる。ちょっとティッシュ鼻につめます。

 

 

 

しかも追い打ちかのように、14:20頃までリハーサルの音がしていたよって誰かがツイッターで教えてくれてた。やる気マンマンだったんだ、3人。ギリギリまで考えてたんだ。

 

だめだ。やっぱり涙が出てくる。鼻にティッシュ詰めるんじゃ追いつかない。

 

どうしよう。なぁ、どうしよう。

 

1時間経っても誰もその場から離れられない。仲間はどんどん集まってくるし。いよいよグッズ列も締め切られた。開場時間だった16時でグッズ販売は終了するってアナウンスだった。

 

更に1時間経っても、自分がどうしたいかも決まらなかった。

 

いや、うそ、途中でP3コラボの観覧車乗りました。あとジェットコースターも乗りました。すんません。

 

 

17:45

 

突然、ドームからポリリズムの時に使う特攻の花火の音がする。

 

みんながその音がした方を注視する。

 

ああ…

 

ああ……

 

あああああああああああああああああああ

 

あ~ちゃぁぁああん……かしゆかぁあぁあ……のっちぃぃいい……

 

あああああぁぁぁぁぁぁあぁあ……………

 

ゴミになってしまうから、火薬かなんか知らないけど捨てられないから、そのまま花火として消化するしかなかったんだ。きっと。普段、自分たちの演出を客席で見ることはできないから、花火は見たいってなったんだろうか。なんだったんだろうか。

 

色んな憶測はとんだけど、たぶん3人が関わってるだろうと思ったので、その気持ちを勝手に想像したらまた涙があふれてきてどうしようもなかった。千秋楽をやれなかった3人がどうにかなってやしないかただただ心配だった。

 

今私たちにできることは新型コロナウイルスに罹患しないこと。それだけではあるのだけど。

 

 

21:10

 

 

“また会いたいです。” 

 

いや…

 

それはズルいよ…

 

そちらから、Perfumeから会いたいって、 雲の上のような人たちが、こんな愛おしい言葉を使うなんて、愛しくて愛しくてたまらない。そう思うと涙があふれてしかたなかった。

 

 

ぶっちゃけて言うと、わたしはPerfumeとファンがお互いを支えあっているということを実感したことはこれまでありませんでした。でも、チケット代返金の対応を見て電卓をたたいて驚愕する。なんて生々しくエグい数字だ。わたしもこの中に入っている。だから、この返金されたお金を使って還元率の良いグッズを更に購入しないと胃が痛くてたまらない。わたしは紛れもなくPerfumeを支えている。

 

 

つまり何が言いたいかというと、わたしはPerfumeと遊ぶために生きている、ということを改めて感じたんです。Perfumeがなければ生きてる意味なんてほんのちょっとしかない。これは重たくてネガティブな気持ちじゃなくて、シンプルに前向きな気持ちです。

 

もっと研ぎ澄ませて言うとPerfume大好きってだけなんですけどね。

 

 

f:id:ocha00:20200307155910j:image