きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

『Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」』を観る

f:id:ocha00:20170407231931j:image

STAR TARIN新参のわたしが、初めて参加したライブツアーが収められたライブ映像を初めて手に入れ、初めて自宅鑑賞することが叶いました。この体験をするのに約1年、待っていました。

 

今回のライブツアーはPerfumeさん的にも例年とは違い挑戦の多いツアーで、同じアルバムを携えてアリーナの章、北米ツアーの章、ドームの章と3種をやり遂げ約半年も回っていたツアーです。わたしはファンの1人として可能な限り3種見せて欲しいと熱い視線を送りそれが叶えられた作品がこの総収録時間約6時間半の超超超大作『Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」』です。

 

正直体力は使いました(笑) そこは素直に書きます。編集も確認作業も凄く大変だったんだろうなと思います。しかし、満足感は空をも超える。正に宇宙規模の満足感です。これ1枚あれば宇宙に行ってもずっと楽しめるんじゃないか位の勢いです。それほどに素晴らしいボリューム。

 

ツアー中に色々エントリーしたので、改めて勢いをかけて書くことはそんなにありませんがネタバレを意識し過ぎて書くことを躊躇ったことと言えばお衣装の可愛さです。3人も副音声で何回もうっとりしていたあのパープルとピンクとブルーのお衣装、アレは本当に可愛い。今まで色お揃いの形違いが多いようでしたが、今回はメンバーのリクエストで衣装の色を決めたことであったり、パンフレットに書いてあったようにメンバーの意見により当初白いラインだったものを黒のラインにしたことが功を奏して締まった可愛さになっていたりだとか。そういうエピソードも含めてとても好きなお衣装です。

 

形も、今まではゆかちゃんがアシンメトリーなことが多いように思っていましたが、コレに関してはのっちとあ~ちゃんがアシンメトリーで対になっていて非常にカッコいい。シンメトリーのゆかちゃんをセンターにしてのっちとあ~ちゃんが狛犬ポジションに付くと、カッコよさのあまり卒倒しそうになります。

 

それと、Perfume Medley 2016 Dome Edition。透明人間の「同じ照明を」のカット割りの良さ…たまりません。振り自体もセクシーかつTheマネキン感があって実にPerfumeさんらしいダンスなので好きなのですが、この部分のストレートな表現の仕方プラス背後から照明の機械も映るカットを組み込むとはさすがファンがスタッフのチームPerfume…素晴らしいお仕事です。更にアリーナのよせあつめどれーで肩透かしを食らったTSPSがこねくり回して少し尺が伸びていたのも嬉しかった。からのセラガ!テンションが爆上がり!からの心スポ!ああーーー!!!大好きなの来ちゃったー!とお叫び。のっちがどうしても入れたかったという話も聴いてまたお叫び。しかもゆかターンサムズダウンをもろに受けてしまいまたまたお叫び。ラストはサビの入り方がめちゃめちゃカッコいいSRで全身が蕩けてしまったりと。本当に素晴らしいメドレーでした。あ、ゆかちゃんと言えばMWのピーシュもたまりません。

 

それからPerfumeの掟2016。やっとじっくり見られました。あの唸る足からも聴こえるノイズ、この為に書き下ろされた「Atmospheric Entry」のカッコよさ、スケールの大きさ、 網戸の大きさ、過去の自分 VS 現在の自分の演出美、メンバーの動作に合わせて動くレーザー、照明、VJ、新録された「Perfumeの掟」の声。その全てを背負ったあ~ちゃん、ゆかちゃん、のっちがカッコいい。めちゃくちゃカッコいい。

 

当時はこれを初めて見て、あまりの壮大さに口をあんぐりと開けてただ見惚れるしかありませんでした。あれを生で味わい尽くすには全公演、行くしかないんだ、なんてぼんやり思いながら。ただただ圧倒されるだけ。3人の気迫、生命力の凄さに本当に倒れそうになる。そのパフォーマンスをこうしてまた観ることができて、本当に嬉しい。

 

過去の自分たちがあるからこそ今があって、今の自分たちが最もカッコいいというのが伝わってきてビリビリにシビれます。音もダンスも映像も照明も人間も。あんなに可愛くて綺麗で、本人達が言うように普通の人みたいな部分もある人たちが大人も黙る1番カッコいいテクノサウンドで、世界で1番カッコいいダンスで、宇宙で1番美しく踊るPerfumeがカッコよすぎてたまらない。何度見ても飽きません。

 

それからDisc2のLive Experience Editも最高です。これによってPerfumeのライブ映像は特にエフェクトをかけなくても十分カッコいいということが改めて分かったというのがありますが、ビビッドな色調、敢えて引いた彩度、思い切って切り取られた映像(あの視界の狭さがLive Experience…!?笑)、映像に重なるVJ、ストップ、スロー等のエフェクトは実にオシャレでカッコいい。元々自分が一時停止して見る予定だった箇所を予めエフェクトとして静止してくれてるという親切さもありましたし(笑) より芸術性が高くなったPerfumeさんを観ることができるので結構お気に入りです。

 

何より、臨場感のあるカメラワークと、観客とメンバーとの距離感が近いからこそ見える角度、ステージの近さ、メンバーの表情だけを的確に捉えたカット割りの良さが非常に気に入っています。カメラの性能も物凄く良いものを使っているようで、ほぼブレがありませんし輪郭がはっきりとしている画が多いので見ていて気持ちが良いです。

 

セットリストではDFが3曲目に入っていることで、北米ツアーへの意気込みひいてはMSGへの夢を目指す意思をこの曲から感じました。もしかしたら特に意味はないかもしれない、けれど道なき道を行こうとするこの人たちに再度自信をつけてあげられるならこの時しかないと思って全身全霊でライブを楽しもうと心から思ったDFとなりました。

 

そしてNSwYのイントロでひとりひとり観客を煽るシーンがあるのもとても良かったですし、序盤からクールにかっ飛ばしていたのに「よせあつめどれー!」とコールするあ~ちゃんのギャップにやられたり。当時初めてこの場面に出くわした時思わず笑ってしまいましたけれど周りの方々も笑っていらして、笑いから始まる曲って一周回ってカッコよすぎん?まで思っていました(笑)

 

そしてそしてそれよりも何よりも「TOKIMEKI LIGHTS」の良さです。振りがあまりにも可愛すぎる。振りが可愛すぎる。振りが、可愛すぎる。しかもその振りによって歌詞がよく聴こえてきて泣けます。その振りをしている時のメンバーの表情を見るとまた泣けます。今だからこそ、もっと泣けます。今Perfumeが進んで行っている新しい道と、歌っている歌詞がシンクロし過ぎていて、涙が出ちゃって出ちゃってしかたがありません。何が無くても泣けちゃうくらい大好きな曲ですが、振りを見てもっと大好きになりました。この振りが好きだと1個1個書いてるととんでもねぇ文字数になってしまうので書きませんが全ての動作がとにかく大好きです。何回も何回もリピートしてしまいます。これからも大切に歌い続けて欲しいと願う曲です。

 

あと、アリーナの章でのムービー。瞬間移動のっち。ああいうの似合いますねのっちさん。ほんとカッコいい。どうせカッコいいって思ってやってんでしょ!と思いますけどそれがほんとに似合っててカッコいいのですから悔しいです。セリフはなく、歩く姿や所作、表情だけでもドラマができますし、3人はこういうのほんと上手いなと思います。だからパンセのようなお芝居もできたのだと感じるってもんです。

 

それから言わずもがな、ピックミークリンクリン。もう最高。たまらない。飽きない。大好き。Album-mixのお蔭で苦手から大好きになってしまった「Cling Cling」ですが、このPMUからのCling Clingのせいで脳汁まき散らしそうになるほど更に好きになってしまいましたから。恐ろしいです。しかもこの時ののっちさんが間奏部分で「踊れ幕張ィイ!!!」と煽っていたのがもうカッコよくてカッコよくて。収録されてるのは可愛い方の踊りましょうでしたが、確か木曜日か日曜日の幕張のっちさんはテンションがブチ上がっていたと記憶していますよ。

 

アリーナの最後には「Puppy love」をやってくれましたが、当時は過去のライブ映像を観ることを自ら禁止してアメトーク程度の情報で挑みましたので、憧れの“上下上上 下上下下”をやることができて本当に嬉しかったのを覚えています。きっとアメトーク参戦層を意識してセットリストに組み込んだのではないかと思っています。そういうファンの立場でセットリストを考えられる3人はほんとに凄い。その気持ちが本当に嬉しい。

 

あと、Disc3は副音声に爆笑ですよ。チーズの中にピザ!でごじゃいます。この人たちは副音声にするとほんとに面白いし楽しい。ULTRA DIGESTだけじゃなく全編おしゃべり倒して欲しいくらいです。でも、その物足りなさが、これくらいのかんじで、たぶんちょうどいいよね。Twitterでものっちさんが書いていらっしゃいましたが靴の話がほんとに楽しい。個人的にはマジボケかますあ~ちゃんが超クリティカルツボでしたが。

 

それとMC集では噂の阿波踊りPerfumeさんや、男形を踊るあ~ちゃんにうっとりするのっちさん、ツアーファイナルライブであるヤフオク!ドーム公演のペンライトサプライズも入っておりホッとしました。残念だったのはレポで見た和歌山2でLINE既読スルーするのっちさんを咎めるあ~ちゃんが無かったこと、ヤフオク!ドームではあくびした客をいじる輩ごっこが無かったこと…これが無いのは…残念でした…。

 

他にもチーム決めで怪しいワードにざわめく観客を大丈夫私あ~ちゃんだからと対応するあ~ちゃんや、のっちのヒール飛ばし、福岡!とめっちゃ叫ぶゆかちゃんなど…挙げればきりがありません。ただ、P.T.A. DVD vol.9でかなり補われている部分もありましたし静止画ですがヒール飛ばしのっちの姿及び終演後そののっちを爆弄りして爆笑が止まらない皆さんを楽しめるようになっているので、ああP.T.A.会員で良かったぁと心から思いました。

 

そんなこんなで3枚目までコンプリートしたことでわたしも、皆さんがおっしゃるようにDisc1は記録、Disc2は作品、Disc3はファンサービス、だと思います。価格もウルトラサービス価格です。完全に価格破壊並。これで1万円以下とは本当にありがてえです…。

 

WE ARE Perfumeから想いを募らせて初めて参加したライブツアーをこうして自宅で観ながら感じたのは、あ~ちゃん、かしゆか、のっちのことが本当に大好きだということです。これは実際にライブに行っても感じました。けれど何度も思います。何度も何度もPerfumeを愛おしく思うし、3人がPerfumeを続けてくれることに何度も感謝したいし、自分自身がPerfumeを見つけることができて一緒に幸せを感じられて本当に良かったと、ライブ映像を見ながら何度も何度も思いました。わかりきってることだけれど何度だって再確認します。

 

ただ一つ言いたいことがあるとすれば、ネガティブな書き方をすると…円盤に収められたライブ映像は生のライブの20%くらいしか《ライブ》を収められていません。カメラのレンズ越しじゃ全然伝わりきらない。レーザーの奥行、照明の綺麗さ、会場の熱、ファンの声、限界まで上げられたボリューム、足から感じる重低音、メンバーの笑顔、メンバーのカッコよさ、メンバーの可愛さ、3人がそこに実在し同じ時代に生きているという事実。こういうのもほとんど伝わってない。

 

ポジティブな書き方をすると、生のライブは映像の比じゃない。80%以上の楽しさを与えてくれる。自分次第で120%以上にだってなれる。頭上を通っていくレーザー、自分の目に入って眩しく思うほどの照明、見ず知らずの人だけどPerfumeが好きという絶対的なひとつの感情で隣の人と一緒に盛り上がっちゃう熱、テンションが上がっちゃって思わず出ちゃう声、自分も知らない新しい自分になる感覚、何もかも忘れさせてくれる音、足が無きゃ感じられない重低音の響き、同じ場所で同じ音を聴いてPerfumeと共感できる時間、2時間しか無い時間にかけたお金と想いが集中して爆発する感じ、メンバーの存在感、カット無しで聴けるメンバーのぐだぐだトーク、目が合ったかもしれないドキドキ。他にも言葉にできない喜び色々。

 

だから、ライブは行かなきゃダメだ。見えてはいないけれどきっと時間はない。自分の目で直接見なきゃダメだ。行けるライブがあるなら行けるだけ行かなきゃダメだ。五体満足なら今のうちに自分が持ってる感覚全てで感じに行かなきゃダメだ。自分が参加したライブをテレビ画面で見て1番に思いました。まだライブに行ったことがないPerfumeに興味がある人、後悔しても知りませんよ。Perfumeの生のライブは凄いんだからな。Perfumeは凄いんだぞ。

 

Perfumeの生のライブは凄いんだぞ!!!!