2013年LOCKS!の8月12日回。これまで発売されたライブDVDをBDにして世に放出することから、これまでのライブのことを鮮明に思い出せるか研究せよという研究内容。
その中で、初東京ドームライブの『1234567891011』についてあ~ちゃんが話していたことがとても胸を打ちまして。わたしはまだドーム写真集を手にしていないので、もしかしたらそういう媒体で語られていることかもしれませんが、ラジオを聴くだけでも伝わってくるものがあったので、エントリーしておこうと思います。
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のっち「1日限りだったもんね、ドーム」
かしゆか「うんー」
M / ポリリズム
あ~ちゃん「それこそさ、ほんとその時にも、思ったことをさ鮮明に覚えてんだけど、1日だと、しかも東京ドームさんだと、なんか一杯お金がかかるけぇ収集つかんのんと、ほんとは。その、売上的にプラスにならんっていうか、なのにそれだから2Days絶対やらんと、絶対プラスにはならんのに、1日でやろうって、記念日だからっていって、言ってくれたそのスタッフさんの気持ち?チームとしてほんと記念にしよう、自分たちをも、含めて記念にしようみたいなのを。凄い嬉しかった」
のっち「うん、嬉しかった」
かしゆか「あっ、スタッフさんに、みんなにネームプレート作った、300人くらい」
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わたしも『1234567891011』の存在を知ったとき、たった1日だけという部分にどことなく疑問と魅力を感じていました。きっとこの頃の3人なら2Daysやって埋まる勢いはあっただろうに1日だけなのか~へぇ~程度にしか思っていませんでした。それに過去を追う人間としてはこの時のメンバーの表情もトークもこれでほぼ補完できるとも思ったので軽い感じでありがたく思ったりもしました。
この業界のお金の流れはまるで存じていないので実際のところはわかりませんが、ただ当然、Perfumeを守る為に収益を考えないといけませんから、純粋な想いだけではやってけないところだと思いますが。でもそんなスタッフから記念日にしようと敢えて1日でやることを提案されたとは。想像もできなければそんな概念も持ち合わせていませんでしたので、この話に物凄く胸を打たれました。だからあのライブになったのだと、知れば知るほど涙が流れてきます。
20代も後半まで生きてしまって最近思うのは……当たり前のことなのですが、同じ時間は二度とやってこない。またコレくらいの熱量のライブがあるだろうとか、コレ以上のライブがあるだろうとか、勝手に希望的観測をしてしまうのですが、やはりそうでは無いですから。
なので、チームPerfumeがビジネスだけじゃない想いで進んでいる人たちなのだと、わたしは知ることができて、よかった。