きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

「Perfume WORLD TOUR 1st」を観る

LOCKS!は2013年に入り、WT1stを終えたところに来ているのでいよいよライブ映像の方もWTシリーズを手にしました。

 

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世界への第一歩。シンガポールのライブハウス。このこじんまりとした画には既視感がありました。これは「bitter」…!?でも、今回は国も人種も違う、熱さと声の大きさも段違い。凄いことになっちゃってる。

 

日本公演ではキャパがどんどん大きくなって演出のスケールもどんどん大きくなって、とんでもなく巨大なアートになっている印象ですが、それをこの1000人弱のキャパシティに収めた結果、正直に言うと羨ましいな、と思いました。

 

観客とPerfumeの距離が近い、かしゆかあ~ちゃんのっち…メンバー間の距離も近い、3人のフォーメーションがよく見える、顔を見たときの3人の表情がよく見える、観客の熱も近くに感じる。大きくなったからこそわかる、小さなハコでやるステキな要素がたくさん見つかる、本来観たいPerfumeの良さに改めて気が付くとても良いライブ映像でした。

 

印象的だったのは…まず、OPENING。混乱しました。

 

あ、れ?聴いたことある、「Enter the Sphere」…?でもなんかキーが違う…というか、あれ?これは2012年のライブですから『LEVEL3』はまだ発表されてない…え?で?え?どどどゆこと?あら、あららら、あららららら!と、思考が大混雑です。ビックリしました。先を知っているが故の混乱です。理解したあと、ちょっとだけ得した気分になりました。

 

それから「NIGHT FLIGHT」の見易さ!カメラワークのシンプルさ!もうずっとこれくらいの感じでよくありませんか?衣装も可愛くてよく見えます。黒のバリバリしたデジデジなラインがカッコいい。この時のっちさんがカートを押すような振りで若干滑りながら前に出てきたのがなんだかカッコよかったです。シューッ!と。

 

そして、セットリストはコンピアルバムの『LOVE THE WORLD』で全て構成されるのだろうなと思ってリラックスしながら見ていましたが

 

シティィィぃぃいいいいいえええええええええええ!!!!!!!!??????

 

え!!えええ!!?えええええ!?!?!?しかもシンガポールのファンの皆さん歌っています!!!!?!???凄い熱!!!!!シティまで知っているなんて本当に驚きで、それを分かっていながらセットリストに組み込んだのでしょうか??凄いです。Perfumeの熱も海外ファンの熱も凄すぎて、泣く予定なかったんですよ、もう、泣いちゃいましたよ。

 

続くエレワも。最早、やって下さって本当にありがとう、心から感謝です。『JPN tour』ではまたですか?なんて思ってましたけど、必要なんですよね。パフュロクのLTWを紹介する回でもエレワに縋ってる部分があるとも話していましたし、わたしも一体感が完全になるのをエレワから感じていたので同じ気持ちを3人も持っていたのかと思い、フルフルと感動しました。

 

そしてMCは、思ってたよりも日本語攻めで。現在の3人に英語が上達したわね、と評価しているコメントに違和感を得ていましたが(最初からほぼ英語なのかと思っていた)、これは上達したわ、と今思いました。ほぼほぼ日本語。ほとんどThank you。でも、それで充分だと思いました。

 

とは思いつつ、3人により見つけられてしまったスーパートランスレーターのウメさんが訳すあ~ちゃんの与太話のノリが楽しくて、内容も面白かったりシングリッシュの勢いが凄かったりでMC中ずっとニコニコしてました。ウメさん、マジで最高です。

 

他に印象的だったのはMC直後、レザビに入る直前、あ~ちゃんが首にかけてたタオルをサッとステージに投げ捨てたあのカッコよさとか。edgeのソロダンスパートでのっちさんがこれまでのedgeを遥かに越えて会場全員を魅了…Hip-Hopライクな振りをスマートでスタイリッシュでセクシーにキメていて、あの瞬間全力でのっちさんに惚れていました。身体がバラバラになって戻せないくらい惚れていました。

 

それから「FAKE IT」でノリノリになる3人。頭を振ったり飛んだり跳ねたり身体をくねらせたり。タマランチョタマランチョです。好きにはしゃぐ3人を見てテンションが上がっちゃうわたしっておかしいんでしょうか。気分は最高なんですけれど。

 

そしてなんと言っても「心のスポーツ」。これを見る為に購入したと言っても過言ではないほどPerfumeの魅力がギュッと詰まった時間です。ひとりひとりの表情がゆっくり見られますし、振りもしっかり楽しめますし、生声も聴こえやすい。あ~ちゃんのカメラ目線での「プゥー↑↑!」もなかなかでしたが、わたしの瞬間最大ときめき度が最高潮に達したのは途中のサビで3人が3人だけではしゃいでいるシーン。こういう宝物のような時間が収められているなんて、すべてのライブ円盤には常に感謝の気持ちを抱いていますが、このシーンを入れてくれたことを本当に嬉しく思います。これが、欲しかった。

 

全体を通して幸福な気持ちになることの方が多かったので感激!号泣!とかでは無いですが、ポリリズムでウルウルしてたらあ~ちゃんもうるうるして泣くのを我慢していたので、それを見て結局わたしが涙してしまいあ~ちゃんにしてやられました。

 

こうして、一つ一つライブ映像を観ていく中で、わたしの中にも画面越しながらPerfumeとの思い出ができていっているみたいで、どんどん思い出が重なって、ラジオで想いを聴いてまた思い出が重なって、色んな気持ちが増えていって、一つの曲で色んな画が浮かぶようになって、その色々がふとした時に頭の中を駆け巡って、胸が一杯になってしまうことが増えました。

 

不思議です。

 

WT1は記録用の映像で構成され『GAME tour』同様、円盤化の予定がなかった公演のようですが(絶対需要はあるしお願いだから売って下さいや)、要望により晴れて円盤化?非常にシンプルなカメラワークのお陰で全てのパフォーマンスがよく見えました。今後もこのシンプルさを望みます。お願いですから、じっと見させて。ほんとうに。

 

次は『DOME LEVEL3』です。