きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

3人が持つ美意識の高さ

今週の語リンピックであ~ちゃんがフルーツについて熱弁しており、柿が苦手というのっちとかしゆかに今の柿は美味しいから!と語っていたのですが、この間のWSSでも柿の話題が出た時に2人に教えてあげたいと話していたあ~ちゃん。実に2つの媒体でタネなしサクサク柿への想いを漏らしていた程度には気持ちが高まっていると見て取れるのではよう食べさせてください。そしてその品種を教えて欲しいと思う今日この頃。

 

MJの特集は逃がせないと思い「MJ presents Perfume×Technology」を観ました。今回は3人とも腰を据えてこれまで関わってきたテクノロジー演出について語っていて、残念ながら気がつく事が出来なかったこだわりの点を知る事ができて非常に興味深い内容になっていました。

 

しかもそのこだわりというのが最も重要で、わたしがこの番組を観て最後に思ったのはPerfumeの3人は本当の本当に頭が良くて(頭が悪いなど1度も思ったことがないですが)、自分達に関わる色々なことの関わる事ができる部分にきちんと向き合い、それに加えて美的感覚がとても鋭い方々だなと心から思ったのです。

 

テクノロジーと向き合う、という言葉はシンプルすぎてふーん、となりそうですが、提案された通り自分達のパフォーマンスが良くなればそれでいいやではなく、使われている技術の凄さや、演出としてもよりよく見えるように振りを変更するなど。

 

もうわたしからしたら、1曲に対していくつもの振りや立ち位置が存在するなど頭がパンクしてしまいますので、向き合うどころの話じゃないと想像するのですが、3人はステージのサイズによってフォーメーションを都度変えていくだとか振りを加えていくことをずっとやっていて、この人達は《ライブ》というものをファン以上に感じていて、端的に言うと一生に一度しかないくらいの想いで全てのステージとパフォーマンスに向き合って、ひとつひとつの作品を作っているんじゃないかと思います。

 

わたしは頭のわるーい思考できっとまた、同じ場所で、同じことを、同じものを観られるなどと思ってしまうクセがあって、まだまだライブの本質に気がつけていないアンポンタンですが。Perfumeを知るたびに《生》の良さに段々と気がつけているような気もします。

 

それから、3人ともテクノロジーのことはよく分からないと話していますが、その視点もあるからこそ魅せ方を研ぎ澄まさせられるとも思います。Perfumeのパフォーマンスを見る人はどちらかと言えばたぶんきっと3人側の視点を持っている人がほとんどだと思うので、テクノロジー側の視点だけの演出では“もったいない”ということになる。だからこそ3人には今のような視点のままずっとい続ける必要があるとも思います。

 

違う分野のそれぞれのプロがひとつのものを作ろうとする究極の中心に居るのがあ~ちゃんかしゆかのっちで、その3人が真面目で直向きな人達だからPerfumeらしいという色が確立されてきているんだなぁと思います。平凡でありつつ、夢の世界の住人でもある、豊かな感情と高い美意識を持った人間であるこの3人じゃなきゃ絶対にできない。誰にも真似できない。越えられない。そのこだわりに気がつくかどうかは自分次第。

 

Perfumeのファンも意識を高く。MIKIKO先生の言葉がいまだに思い出されて胸に響きます。