きおくのきろくか

STAR TRAIN新参がPerfumeに悶えるブログ。

のっちの信念、MIKIKO先生の想い

ライブ後も相変わらずPerfume熱に毎日うなされている今日この頃。2009年Perfume LOCKS!は10月に入り、あ~ちゃんには元気さが見え、平穏が戻ってきたような印象を抱いています。

 

そんな中お気に入りだったやりとりがありまして、あ~ちゃんがのっちさんに話を振る時に、あの甘くて甘くて可愛い声で「おおもとは?」とのっちさんを呼んだのです。これまでのラジオでは大本さんと呼ぶことはあっても呼び捨ては聞いたことがなかったので爆笑を禁じえませんでした。

 

しかも先日の和歌山2レポを読みますと、「おおともさん」と呼び間違えて笑いに換えていたり、あ~ちゃんののっちさんを呼ぶバリエーションの多さについ楽しくなってしまっていけません。稀に「あやのちゃん」と呼んだりするようですし無駄にドキドキしてしまいます。わたしが。

 

さて、またポリリズム時代の雑誌を探りましたらば、『Quick Japan Vol.75』の対談記事でツンッと胸や涙腺を打たれるところがあったので引用したいと思います。

 

のっち 先生の言ってることをやりたい、とか、完璧にこなしたい、とかそういうことだったと思います。

水野 粘り強くなったよね?昔はできなくて辛いとすぐ顔に出たんだけど、今は「これが完璧にできたらお客さんは喜ぶかな」って、お客さんのことを考えるようになった。

 ――三人の振り付けを別々に撮影したビデオなんですか?

水野 いえ、三人分を同時に「ここでのっちがこの体勢をしています。三人がこう入れ替わります、そこであ~ちゃんが……」と口で説明するだけ(笑)。

のっち 先生の言うことはなんとなく分かるんです、三人とも。不思議ですけど、大事なところはちゃんと一緒になります。

水野 あとの細かい部分、例えば三人の並ぶ間隔とか、右から左へ行くのはこの子が前を通ったほうがいい、みたいなのは任せちゃいます。

のっち 今後のPerfumeにアドバイスというか、メッセージがいただけたらうれしいです。

水野 とにかく変わらないでほしい。Perfumeがちょっとずつ売れてきているのは、今まで三人がマイペースにやってきたことの評価がやっと出始めているということだから、それを維持したままがんばってほしい。

訳が分からないうちに売れちゃって、なんか愚痴ったりするようなアイドルっていっぱいいると思うんだけど、Perfumeは今の状態が普通じゃないって分かっていて、それを感謝できる時期に売れてきた。それは本当に良かったなと思いますね。

――ファンにも何か一言お願いします。

水野 「Perfumeを好きなことはかっこいい」ってファンの方も思ってもらえたらと思います。堂々と「Perfume好きです」って言ってもらえるようになってほしいし、私もかっこいいものを提供したいと思っています。作り手もファンも、みんな意識を高くしていたいですね。

(Quick Japan Vol.75 -Perfumeを生み出す力1 “第4のPerfume”たち- のっち×MIKIKOより引用)

 

自分たちがやるパフォーマンスに対して、“お客さん”という存在を考えながら取り組んでいるなんて、当然の意識かもしれないですが、当然でもないかなと思い、ハッとしました。それでいて「先生の言っていること、完璧にこなしたい」というのっちさんの思いもとても勇ましくてカッコよくてシビれてしまいました。

 

のっちさんが先生の振りを忠実に再現したいという気持ちの根幹には、水野先生も水野先生の振りも大好きだから、と読み取れる部分があるのですがそれはきっと今も変わっていないのだろうなと思えます。信頼関係よりもっとその先にある深い深い気持ちを感じます。

 

しかもパッ×6 Perfumeで振りをお互いに修正しあうような場面を見ましたが、まさか位置の立ち回りまで3人でやっているとは知りませんでした。言われたことだけをやるアイドルとはもうずっとかけ離れていますし、この若さで自らを魅せる思考や術が備わっていることに衝撃を受けました。

 

そして最後にPerfumeへ伝えられたメッセージには変わらないでほしい。とありました。この対談の9年後の時間にわたしは居るわけなのですが、新参ながらこうして色んな過去に触れていく中で変わってしまったな、と思ったことは今のところありません。寧ろ変わっていなさに涙が出てきそうになるほど、驚かされます。

 

作り手もファンもみんな意識を高く。やはりこんな風に3人を知れば知るほど、3人を作る人たちを知れば知るほど背筋が伸びます。意識を高くどこに持っていくのかわたしにはまだ掴みきれていませんが、Perfumeから目が離せなくなってきてしまったのはもう誰にも言い逃れできないくらい、大好きな気持ちが膨らんできています。

 

変わらないことは難しい。でも、感性が豊かな3人ならこの先もずっとまだまだ変わらないでいてくれそうな、そんな気がしてきます。